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講座

日英絵本講座 受講後インタビュー④あやかさん(4期/小学校教員/DWEユーザー)

こちらのページでは、当協会が開講している「日英絵本講座」第4期に受講された、あやかさんの対談形式インタビューを掲載いたします。

日英絵本講座について

動画や音声で、受講者の方々の声を知りたいという方は、受講後インタビューをYoutubeにアップしています。
こちらからご覧ください。

おうち英語を始めたきっかけは?

上の子が、短期間ですが英語の保育園に通園したことがあり、その保育園を辞めた後、「英語を聞いたり話したりする力が少しついてきているのに、ここで終わってしまうのはもったいないな。」という気持ちで、育休中に、DWEも購入して始めたのが、おうち英語のきっかけです。

では、おうち英語の入り口はDWE(ディズニー英語システム)だったのですね。 上のお子さんが何歳の時ですか?

3歳の誕生日に間に合うように購入しました。ちょうど1年前ですね。

じゃあそこからは、おうちでDWEのかけ流しをしたり、イベントにも参加したりしながら、おうち英語を進めてこられたのですね。わかりました。

そんな中、今回、日英絵本講座を受講してくださったのですが、受講しようと思ったきっかけがあれば教えてください。

(おうち英語を始めて) 半年間くらいは、動画や英語の音のかけ流し、英語の語りかけと、盛り盛りでやってきたんですけど・・・

育休が終わって復職するにあたり、どう考えても時間が足りない。

英語のかけ流しも(一緒に暮らしている)じいちゃんばーちゃんに協力を得るのは難しいところもあるし、平日仕事から帰ってきた後、英語で語りかけるするのも疲れてしまう。

時間的な余裕も精神的な余裕もないとなった時に、やっぱり「英語絵本を使ったおうち英語の知識がもっと欲しいな。」と。寝る前の読み聞かせの時間だけは削りたくなかったので。

あともう一つ、英語のサークルに私がボランティア参加するにあたっても、英語絵本の知識や、読み聞かせの知識が欲しいなと思ったたので、 決断しました。

ありがとうございます。ちなみに、受講前に、おうち英語のことや英語絵本のことで、困っていたことってありますか?

英語で語りかけたり、一緒に動画見て演劇チックにやってみたり、英語で遊んでみたりということに、結構時間をかけていたので、それがやっぱりね・・・。

それだけ時間かけているから、娘もしゃべったり聞いたりっていう力がついてきてはいたんですけど。今から仕事しながらそれができるかって言ったら、ということですね。

あと、語りかけだと自分の英語力にも限界があって、そっちメインは厳しいなっていうのは知っていたんです。解っていたので、ちょっとシフトチェンジという意味もありました。

あやかさんは視野が広いですね。
英語の語りかけについては、バイリンガルや英語が流暢なママなら、ずっと先まで続けていけるけれど、私たちは英語ネイティブではないので、割と早い段階で限界が来る。

それに比べると、英語絵本の読み聞かせは、長く英語力を伸ばしていけるんですよね。よく分かりました。ありがとうございます。

では話を戻しますが、復職しても続けられるおうち英語の方法が、絵本なんじゃないかとは思ったということですね。

そうですね。もともと私は絵本が好きなので、もうちょっとそっちの方を極めてみたいなって思ったのもあります。

受講して、ご自身やお子さんに変化はありましたか?

元々絵本が純粋に好きだったのに、おうち英語をしていると、だんだん絵本=語彙力をつけるツールという、 語学勉強的な感覚が自分の中で生まれてきて、絵本のチョイスにしても、これだとこんな単語身につきそうだなとか。

Masami
Masami
これ読んで”can”がわかるようになる、とか?

そうそう。ちょっとそんな視点で選びがちになっていたところがあって、もちろん語彙力を伸ばすのも大切なんですが、受講したことで、親子の心が通い合う、子どもとのコミュニケーションを、絵本で楽しみたい、親子の信頼関係を築いてゆきたいと思えるようになりました。その上で、言葉を育てていきたいと。

まさにそんな思いを込めて作った講座なので嬉しいです。ありがとうございます。

自分が極端になってきたところを、もう一回、子どもとの育児時間の過ごし方を見直せたっていうのは、 自分が変容したところかなとは思います。
子どもが変容したところは・・・自分が変わったから、上の子の方が言葉の伸びもあるし、アウトプットも出るし、

絵本も上の子中心に選んだり読んだりすることが多かったんですけど、講座を受けて、発達年齢に応じた、発達段階に応じたものをチョイスしたり、「年齢に応じたアプローチが大切」ということを学んだので、下の子にも上の子と下の子と分けて選書するようにしました。 

よかった。

同じ本を何回も何回も繰り返して読むことに意識を向けるよう見直したたら、下の子(2歳男の子)が内容を覚えて、発語が増えてきたなって。積極的に本を読んだりする様子も見られます。
上の子向けの本だなと思って読んでいた本も、絵を見ただけで音を覚えて言ってくることがあって。

あやかさんの労力を考えても、上の子と下の子の絵本を別々に選ぶって、今までより大変だと思うんだけど、 でもそれで、下のお子さんが「絵本は楽しい」と思ってくれたり、それこそ何回も読んでもらうからこそ発語が増えたりするのは、本人が新しいことをどんどん発見している証拠。

何回も見てるからこそ、分かることとかがたくさんあるのだと思う。

そして、新たに発見したことのほんの一部しか、アウトプットしてないはずなので、実際はもっといろんなことを気づいているはず。これからが楽しみですよね。

ありがとうございます。

あと、全15時間の講座の中で、特に印象に残っているコンテンツはありますか?

正直言って、あまり期待してなかったコンテンツなんですけど、わらべうたですね。
これまで子育て支援センター等でも何回もやってきたし、 わざわざ改めて(講座で?)っていうような印象ではあったんですけど。

でも、講座後、改めて家の中で取り入れてみたら、思いのほか子どもたちが喜んでくれて。 何回もやって、覚えて、次の日も「ママこれやろう!」って言ったり、私がちょっと口ずさんだら一緒に歌いながらやってくれたりということがすごくあったんです。

わらべうたって、「赤ちゃんのもの」っていうイメージがあったんだけど、そうじゃないなと。もっと私が大事にすれば、子どもも大事にしてくれるし、喜んでくれるなっていうのを感じた。
それはわらべうただけじゃなくて、絵本とか子守唄とか、他のことに関しても、私が大切にすれば子どもたちはそれだけ一緒に楽しんでくれるっていうのがあって、 すごくやってよかったなと思いました。

絵本でいうと、対象年齢が0・1・2歳と書いてある絵本に対して、ママが、4歳頃のお子さんに向けて「これは赤ちゃん絵本だから別のにしない?」って言っちゃうことと一緒。まさに、あやかさんがおっしゃる通りで、ママが決めつけてしまわなければ、お子さんにもそんな概念は生まれない。

繰り返しになるかもしれないんですけど、 こっちが思ってる以上に、子どもは母親との結びつきを求めていて、私が「わらべうた、歌おうか」って声かけるのは、嬉しいんだろうなって。 忙しいと、しないじゃないですか。動画見せとくほうが楽だし。

「ちゃんと向き合って歌う」っていうのが、すごい嬉しいんだろうなと気づいたので、これから大事にしたいなと思いました。

日英絵本講座は、課題で「実際にやってみた後の記録」をお願いするから、やらざるを得ない(笑) でも私、それが大事だと思っているんですよね。ママは忙しいから、無理やりにでも時間を作らないと、やってみて感じる時間すら取れない。

でも一回トライして、あやかさんみたいに気づいてくださると、 講座が終わってもやろうかなって思える時間があるかもしれないし、

またそれが、子どもたちの笑顔につながったり、「お母さん、私のこと見てくれてる」って思えることにつながったりする。

絵本の読み方にしても、「体ピッタリくっつけて」と、 愛情を伝える読み方について教えてもらったのは、この講座ならではだなと思って。まさみさんのお人柄が出ているお話でした。

ありがとうございます。 「こえとえほん」は、「あなたの声があって、初めて絵本が完成する」っていう意味なんですけど、子どもに声を届けるときにね、体離れてたら寂しいですよね。あっという間に一人で歩くようになったり、手も繋いでくれなくなったりするわけですから、今この時を、大事にしていただきたいなって。

では続いて、講師の人柄について少し教えていただけますか。

話し方のプロということもあって、すごく説明が分かりやすかったです。

それから講座を通して、いかに母と子の愛情を紡いでいくかっていうのがテーマになっていて、 まさにそれが先生の人柄です。温かい愛情あふれた先生だと思います。

お褒めの言葉、ありがたくいただきます。
また、あやかさんは、小学校の先生ですね。
この講座を受けて、生徒さんに還元できそうだなと思われた点はありますか。

認定講座の個別説明会で「絵本は学校でもぜひ取り入れてほしい」というふうに、 まさみ先生がおっしゃっていて、 私の学級でも取り入れてみたんですけど、 やっぱりすごく子どもに変化がありまして。

まず、自分の子どもとしているみたいに、絵本で児童とのコミュニケーションが取れたのですよね。
休み時間も「読んで読んで!」という感じで、私と絵本を読むことを楽しみにしてくれました。絵本を通して、信頼関係や人間関係を築くことができたのが、すごくよかったと思います。また、いろいろな事象や言葉に対する関心が、すごく広がったので、これは、動画を見るだけや、日常生活を送るだけだと、 ちょっと広がりにくい。絵本を取り入れて、本当によかったなと思いました。

じゃああやかさんに絵本を読んでもらうのを、楽しみにしている子がいたんですね。

とっても楽しみにしていました。

それまではあまり図書室を利用していなかったみたいなんですけど、 毎週図書室に行くようになって、お気に入りの絵本を選んできて。「先生、いつ図書室に行くの?」って聞いてくれるようになり、図書室が大好きになりました。

学校現場だと、本は「読解力をつけるためのツール」として見られがちだから、 教員からしても、「語彙力がないんです」「読解力がないんです」という話になったら、 読書を取り入れましょう、という感じで勧めることが多いんですね。
でも、本を読むことの恩恵はそれだけじゃないなっていうのを、今回実践してみて実感したので、絵本の良さをもっともっと広めていきたいなと。もちろん、絵本だけじゃなくて本も、ですね。

あと、まさみさんがおっしゃった、「読み聞かせは最低でも小学校卒業するまで」という件。小学校低学年ぐらいまでは、図書室行って絵本を借りてきてっていうのは割と喜んでやってくれるんですけど、中学年以上になって、絵本でもないかっていう年齢になってくると、一気に読書離れが進むなっていう風に感じていたので、やっぱり読み聞かせは、上の学年になっても、大切にしていけたらいいなと思いました。

あやかさんのように、小学校の先生としてさまざまな生徒さんと接していらっしゃる中で、こえとえほんの講座内容を実践してくださる方がいるのは、私としても本当にありがたいし、頼もしく思います。

最後に、この講座をどんな方におすすめしたいですか?

おうち英語をしている身としては、「かゆいところに手が届く」、すごい網羅的な講座になっているので、おうち英語に興味があるとか、おうち英語をしているという方は皆さんにおすすめしたいです。

あとは、絵本を中心にした育児というものが、ちょっとよくわからないなという方や、
絵本が好きだけど、この先どう進めたらいいのかわからないなという方にもおすすめしたいです。

あとは、学校関係者の方にもぜひおすすめしたいですね。

小学校でも、「英語の授業」というやり方以外の、英語への触れ方ができると、すごくいいなと思います。学校教育に携わる方々にぜひ、気軽にお声をかけていただきたいと思います。

あやかさんのこれからのご活躍、そしてこれからの幸せを願っています。ありがとうございました!

ありがとうございました!

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