はじめに
今日は、最近SNSで見かける
「ゆるおうち英語」
という言葉について、掘り下げます。
「何をもってゆるいと言うんだろう?」
と疑問を持ったことがきっかけで
今回の記事作成に至りました。
インスタのストーリーで
「ゆるおうち英語」について
フォロワーの皆さんに伺ってみましたので、
座談会に参加しているような気持ちで
読んでいただけたらと思います。
ではどうぞ♪
「ゆるい」とは?言葉の意味は?
Weblio辞書で
「ゆるい」の同義語を探してみたところ、
・悠々自適
・マイペース
・のんべんだらりとした
・まったり
といった言葉が出てきました。
他にも、こんな解釈が掲載されています。
・意欲や活力がないさま
・厳しさに欠けるさま
・ひどく優しいさま
ニュアンスでいうと、かなり幅広いで感じがしますね!
「ゆるい+おうち英語」だとこうなる!
ご自身が「ゆるく」おうち英語に取り組んでいる、
と考えているママさんたちに
なぜご自身は、
「ゆるおうち英語」だと思うのか聞いたところ
大きく分けて、2種類の定義が浮かびあがってきました。
①取り組みの程度を指す
- 毎日1日中かけ流ししているが、英語絵本も語りかけも時々。
- お風呂にポスター貼るだけ(笑)
- 週末だけ、気が向いた時だけ
- 親の介入が少なめで英語に触れさせること(かけ流しやタッチペン)
- 子ども主導(学習時間や量を決めない)
この「取り組みの程度」に関してみてみると、
かなり個人の感覚差が出ていると思いませんか?
1日中かけ流ししているけど、
「ゆるおうち英語」にあたる
と考えているママさんもいれば
お風呂に英語のポスター貼るだけはさすがにゆるいだろう、
というかぬるい、みたいな意見まで(笑)
取り組み具合の「ゆるい」に関しては
認識が一致しにくいことがよくわかりました😅
②ママのマインド
- 結果を求めない。
- 子どもの気が向けばやる。嫌がるならやらない。
- 楽しく触れられればオッケー。
ここでは共通のキーワードとして
「ママが頑張りすぎない」「無理しない」
という言葉が聞かれました。
どのくらいの時間や量を取り組んでいるか、
よりもママのマインド。
やりすぎ教育: 商品化する子どもたちという書籍にも
「教育虐待」について細かく書かれていますが、
非認知能力さえも意図的に獲得しようという昨今、
親が必死になって(または躍起になって)
おうちで英語の時間を作る、というのは違う、
と考えている方も多いとお見受けしました。
本当に。
親として、子どもの自由な時間を奪うことは避けたいですね。
結論!ゆるおうち英語とは・・・
皆さんにアンケートをとった時点では
私自身は「ゆるい」という言葉の意味を
前述した中の【意欲や活力がないさま】と捉えていたので、
「中途半端に取り組んで、力がつかないくらいなら
他のことを親子で楽しんだほうがいいんじゃないかな」
と思っていました。
ですが、実際にメッセージをいただいた内容を読んでみて、
あえて、ゆるめに取り組んでいる方々も多くいらっしゃるんだなぁと実感。
(その中には、言葉のプロで英語話者である、翻訳の仕事をしているママや、日本語教師のママもおられました。)
ということで、お話をまとめての結論です。
「ゆるおうち英語」とは、無理のない範囲でおうちで英語に触れること。
この記事は、取り組み面で「ゆるおうち英語」を推奨するものではありません。
おうち英語の1つの方向性として、尊重されるべきと考えています。
その反面、子どもの発達や言語について学んできた中思うのは、
時々(気持ちを優先した頻度の)取り組みだと、子どもの英語の翼は小さくなってしまうのでは、というものです。
もちろんゼロよりはいいですし、もしも「英語に慣れることができればOK」なら、十分かと思います◎
ですが、無理をせずに毎日自然に英語に触れられるようになれば、
子どもに生きるためのツールを1つ、贈ることができるのです。
実は、現在小3の娘が年中の時、お友達に強く当たられ辛かった時に、英語のある本が寄り添い、彼女の気持ちを救ってくれました。私たち親子が、英語圏ならではの「お友達に対する考え方」に触れることができた、最初のシリーズでもあります。このような本は私の知る限り、日本にはありません。
友達は100人いらないのです。
毎日のインプットがあって、たどり着いた本なので、ここまで続けてきてよかったと思った出来事でした。
つまり、時々の取り組みだと、当然ネイティブの対象年齢と同じ年齢でその本を手に取ることは叶いません。
0〜3歳で、英語絵本を軸としたおうち英語を始めるメリットは、ここに肝があるのです。もし体系立てて、将来子どもが英語で様々なことを学び、楽しめるように環境作りをしていきたいと考えていらっしゃれば
英語絵本読み聞かせ初級講座の受講をご検討ください。
講座内容は、これからのママご自身の、これからの心の軸になってくれるはずです。