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おうち英語

英検S-CBTって普通の「英検」とどう違う?おうち英語キッズが受験してみた!

皆さんは【英検S-CBT】をご存じですか?

インスタグラムのストーリーでアンケートをとったところ
英検S-CBTの受験経験がある方や、受験を検討中の方は、30人中たった2人

その他の方は、「名前は知っている」「聞いたことがない」という回答でした

そこで、このあまり知られていない英検S-CBTを
今日は、どんな試験なのか解説しながら
小3の娘の受験経験をシェアしたいと思います🌟

英検の受験を検討されている方の参考になればと思います🌟

英検SーCBTとは?

英検S-CBTについて
ポイントをまとめました!

  1. 1日で、4技能の試験がまるっと受けられる英検
  2. 従来の英検と同様の級、スコアで技能を測ることができる。
  3. マークシート方式ではなく、ヘッドフォンをつけて、PC上で受ける
  4. マウス操作や簡単な入力操作ができる必要あり。
  5. 対応級は、3級〜準1級のみ
  6. ライティングについては、筆記またはタイピングか選べる。

従来の英検では、一次試験の後、別日に二次試験を受けに行かなければいけなかったのが、この形式では、パソコン上でスピーキングテストを受けることにより、1日で一気に受けることができるようになっています。

S-CBTの方が、試験料がわずかに高い(数百円の差)のですが、2日に分けて試験会場まで行くと交通費がそれ以上にかかるため、費用面では同じくらいか、場合によってはS-SBTがお得かなと思います😉

我が家が英検S-CBTを選んだワケ❗️

主な理由は3つあります。

  1. 選べる日程
  2. 二次試験までが1回で終わる
  3. 試験会場が本会場より近い

小学生は本当に忙しく、我が家の場合、
土日は、お友達と遊ぶ時間や、お父ちゃんと過ごす時間も確保しないといけないため、テストで2日間も取りたくなかったのが大きな理由です。

試験会場については、本会場に行くよりも、英検S-CBTの会場が近かったので、「そりゃ近い方が楽だよね」という話になりました♪

そして最後の決め手は、娘が「簡単な入力やマウス操作ができる年齢」になったこと

1日で全てを受けるので、テスト時間が若干長いことも問題ないだろうという判断で、年に3回しか開催されない、従来型英検ではなくS-CBTで受けることになりました🌟

当日までに準備したこと

こちらも項目ごとに

当日までに準備したことを共有します。

1. 当日の受付時間、終了時間の確認。

2. 受付で出すものをチェック:身分証明書&予めDLしプリントした受験票
※2023年5月現在、スマホで見せる、等はNG。印刷必須だそうです。

3.試験の流れをチェック
スピーキング→リスニング→リーディング→ライティング

4. 画面の操作方法(ログイン方法や見直しの方法等)

5. 解答用紙のサンプルチェック

6. 親が確認した後、公式サイトの案内動画を一緒に視聴。

7.S-CBTの体験版をやってみる。
(娘については、スピーキングとリスニングのみ体験版をやってみました☆)

特に画面の操作方法については、従来の英検にはない作業になるため、まだパソコンに慣れていない子にはしっかりと説明し、一度家でやってみる必要があります。

また、英検S-CBTの体験版があるので、そこでおおよそ確認ができるのですが、体験版の問題については、準2級のものと3級のものが混在しているので、3級を頑張って受ける子が体験版を試すと、嫌になる可能性あり(笑)

当日のスケジュール

うちの娘が受験したのは、1日に3回開催されるうちの最後の枠だったので、少し遅い時間ですが、このようなスケジュールでした。

集合時間 15:40(15:30頃、受付前に到着)

試験開始 15:55

試験終了 17:50

従来の英検会場と違い、部屋の中に保護者は入ることができないため、基本的には自分で受け答えして、準備して入室します。

ロッカーの鍵がうまくかけられず、同じ試験を受けるお姉さんに聞いて、教えてもらったと言っていました😊(ありがとうお姉さん♪)

ちなみに、娘が受けに行ったのは、神奈川県の平塚テストセンター。

30人くらいでいっぱいになるような部屋だったので、試験サポートの方との距離は近く、何か困ったことがあれば、聞きやすい雰囲気だったように思います。

実際、どうだった?(個人の感想)

PCやマウスを使っての初めての受験で、親としても内心、心配しながら送り出しましたが、本人は堂々としたものでした。

「どうだった?」と聞いたところ、
「目が疲れたけど、マークシート(の場合)は手が疲れるので、どっちもどっち!」
という答えが返ってきました(笑)

ちなみに、同じ時間・同じ場所で受験しても、皆受験級はバラバラ。
準2級を受ける子も、2級を受ける子もいました☆

私が感じた、従来の英検よりも安心できる点としては、会場規模が小さい、という点でしょうか。

大きなテスト会場だと、周りに呑まれて緊張してしまうタイプの子にも、S-CBTの試験は、良いのではないかなと思います✨

ただし、ロッカーに荷物を全て入れる形式なので、ギリギリまで参考書や問題集を確認したい場合は、この形は向いてないかも?

受験した方から伺った英検S-CBTのデメリット

インスタグラムで、他に受験した方々から、下記のようなデメリットについても伺ったので、追記させて頂きます。(2023年6月5日追記)

隣の人の話している声が聞こえてきて、集中できなかった。

スピーキングテストは各々、録音することになるため、ヘッドフォンをつけていてもかなり聴こえるようです。このデメリットについては、複数人の方から伺いました。

「耳が良い子」については、受験時、集中力の妨げになるかもしれません。

音読協会インストラクター仲間のお子さん(中2)は、受験後こんな話をされたようです。

「自分は○◯の課題分だったからその話をしているのに、反対側ではドクター受診する話してて、後ろからは旅行の交通手段の話が聞こえるし。どこかはわからないけれど、離れたところからはオンラインラーニングみたいな話も聞こえた。」

英語耳ができていればできているほど、くっきり聞こえて気になる可能性も否定できませんね・・・。

お子さんのタイプを見極めた上で、受験を検討されるのが良いかもしれません。

以上、英検S-CBTについての体験談でした!

【いずれは英検にもチャレンジしたいけど、お子さんがまだ小さい方へ】

英検の受験会場に行くと、小学校から英語を始めた小中学生は、ぎりぎりまでテキストを開いて、1問でも多く解けるように頑張っています。

一方、おうち英語キッズたちは・・・
テキストすら持っていない子が多いです(苦笑)

なぜかというと、特に5〜3級までの英検は、日常言語の範囲で出題されるから。日々英語をインプットしてきた子にとっては、「お勉強しないと解けない」問題ではないからです。(3級ライティングは除く)

0〜3歳のお子さんがいらっしゃる方で、もし「英語絵本を軸におうち英語に取り組みたい」と思っていらっしゃるなら、今がその時☆

子どもの将来の英語学習をぐんと楽にしてあげられる、最高に楽しいおうち英語について、一緒に学びましょう。

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